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1976年のアントニオ猪木

柳澤 健著「1976年のアントニオ猪木」を読む。

1976年1月7日、ウィリエム・ルスカとアントニオ猪木による異種格闘技戦の記者会見が相当に面白い。

まず最初に、オランダの民族衣装をまとい木靴を履いて帝国ホテルに現れたルスカのスピーチの一部。

「オランダは鎖国を続けていた日本に文化をもたらした唯一の国、いわばヨーロッパの窓口だ。だから我々オランダ人は日本の武士道を昔から知っていた。そして、私は日本の武士道の象徴である柔道の世界チャンピオンであり、オリンピックの重量級と無差別級で二つのメダルを取った唯一の男である。この私が武士道のなんたるかをアントニオ猪木に教えてあげよう。」 さらに続けて、「私のこの素晴らしい肉体を作り上げたのは、オランダのエダムチーズだ。猪木も私のような肉体の持ち主になりたいだろう?このチーズをプレゼントするよ。」

球形のチーズを手渡されて、対する猪木の返答。

「小学校や中学校で習ったが、確かに長崎の出島で日本とオランダは貿易をした歴史がある。ヨーロッパの文明や歴史を伝え、陶器や織物、食物を日本に持ち込んでくれたこともよく知っている。しかし、ルスカはひとつだけ間違っていることがある。チーズが最高の体力をつけるものだということは間違っている。日本にはチーズ以上の素晴らしい食品がある。それは納豆だ。」

この記者会見以来、納豆の記事が新聞や雑誌に数多く登場した。これに感謝した納豆協会から新日本プロレスに大量の納豆が送られてきたため、スタッフたちは大慌てで老人ホームや身体障害者の施設に寄付したそうである。トケオ

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