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ブラザー軒

  小沢信男著「通り過ぎた人々」を読む。

  小沢が生前の高田渡に会っていたのは、高田が菅原克己の詩集の愛読者で、そのなかの一篇「ブラザー軒」に曲をつけて持ち歌としていた縁によるものであるらしい。1988年に亡くなった菅原を偲ぶ会「げんげ忌」を小沢が催し、それに高田が招待されて「ブラザー軒」を歌ったのだという。

  「東一番町 ブラザー軒 硝子簾がキラキラ波うち あたりいちめん氷を噛む音

  死んだおやじが入って来る 死んだ妹を連れて 氷水食べに ぼくのわきへ

  色あせたメリンスの着物 おできいっぱいつけた妹 

  ミルクセーキの音に びっくりしながら 細い脛だして 椅子にずり上がる

  外は濃藍色のたなばたの夜 肥ったおやじは 小さい妹をながめ 満足気に氷を噛み ひげを拭く

  妹は匙ですくう 白い氷のかけら ぼくも噛む 白い氷のかけら

  ふたりには声がない ふたりにはぼくが見えない おやじはひげを拭く 妹は氷をこぼす 

  簾はキラキラ 風鈴の音 あたりいちめん氷を噛む音

  死者ふたり つれだって帰る ぼくの前を 小さい妹がさきに立ち おやじはゆったりと

  東一番町 ブラザー軒 たなばたの夜 キラキラ波うつ 硝子簾の向うの闇に」

  高田が歌い終えると、どんなライブ会場も一瞬シィーンとなるという。小沢は「歌から、えもいえぬ気圧が発してくる。ひかえめな菅原克己と、飄々たる高田渡と、二つのマイナスを掛け合わせたら強烈なプラスになったような!」と書いている。トケオ

  Photo 酒場放浪記「吉祥寺いせや」の回に映る高田渡

野見山暁治、椎名其二に会う

  画家、野見山暁治著「四百字のデッサン」を読む。

  渡仏した野見山が、パリで椎名其二(大杉栄を引き継いで「ファーブル昆虫記」を翻訳したコスモポリタン)の倉庫のような住居を初めて訪問する場面がとてもよい。

椎名 「きみは今日、私のところへくれば、人生について有益な話がきけると思ってここへやって来たのですか。」
野見山 「いいえ。」
椎名 「きみは今日、私と知りあっておけば、今後のフランス生活について便宜なことでもあると思ってここへやって来たのですか。」
野見山 「いいえ。」
椎名 「きみは今日、私のところへくれば、おいしいフランス料理が食えると期待してここへやって来たのですか。」
野見山 「はい。」

  白いシャツに黒のチョッキと上着をつけ、礼服のような縞が入ったズボンをはいた椎名は、初めて顔をほころばせ、黒いベレーをとりながら「私に出来ることはそれしかない。きみは今日、私のところへくる立派な資格があるようだ、入りたまえ。」と言い、野見山を部屋の中へ招じ入れたという。なんて素晴らしい出会いなんだろうかと思う。トケオ

Photo_3    椎名其二と野見山夫人




   
  

ズレズレ草

どこかズレてる夫婦の会話。

女「瑛太って知ってる?」

男「え?照英?」

女「・・・。」

気を取り直して 「奥さんが、え~っと何だっけ、『タイムマシーンにお願い』カバーしてて、」

男「あ、木村アエラ?」

女「・・・・・。(カエラだよ、惜しいけどね。)」


別の時。

女「ヤクルトの山田哲人選手って、『ごちそうさん』に出てた人に似てない?」

男「誰に?」

女「え~っと、大阪の、西門くんの同僚の」

男、皆まで言わせず「藤井さん?」

女「それ、即答ですか・・。」

男「西門くんの方が凄くないか?」


あぁ、ズレズレ草。(ポン酢)


01

九月のお休み

日が落ちると、ぐっと涼しくなってきましたね。
ホヤケン店内でも、扉を開け放していると秋の虫の声が聞こえてきます。
さて、九月のお休みです。

7日(日)、15日(月)、21日(日)、28日(日)です。

14日(日)、23日(火)秋分の日は、営業します。

さて昨日は中日ドラゴンズ山本昌投手が49歳25日でNPB最年長勝利記録を更新しました。
もちろん先発勝利、奪三振、打席(ショートゴロ)、最年長お立ち台も更新です。
同学年なんで、応援してます。本当におめでとうございます!(ポン酢)

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