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向島日活撮影所

  愛媛美術館で「柳瀬正夢展」を観る。

  柳瀬は、向島映画芸術社から1923年(関東大震災の年)に刊行された雑誌「向島」に、同年5月編集顧問として参加し、俳優たちのイラストなどを描いている。

  特に「歓楽の夜のスタヂオ」という題の2枚のイラストは、関東大震災直前の向島日活撮影所の風景をユーモラスに描いてあり、とても興味深い。撮影所は現在の墨田区、旧堤小学校の所にあった。

  柳瀬は、グラスステージの撮影所の様子や、若き日の溝口健二監督の姿を次のように記している。

  「墨田河岸に紫銀に輝く宝石殿の如きスタヂオの景色です。この夜のセットは『813』に於ける大夜会の舞踏場の情景で、陰より送るビクターの音に合して、今男女優入り乱れて大舞踏が始まっています。」

  「三時を過ぎる頃から、はしゃぎ切った踊り子連中も一人減り二人減りして、撮影は淋しい場面となりました。更くる程に冴へ行くものは、カーボンの焼音と溝口監督のしゃがれ声許りです。」

  この時、柳瀬正夢24才、溝口健二26才であった。(トケオ)

  Photo_2  向島日活撮影所跡地の碑

 

  Photo

 

 

 

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