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シンドラーと碧梧桐

  隈研吾、三浦展著「三低主義」を読んでいたら、建築家フンク・ロイド・ライトの弟子に、ルドルフ・シンドラーというボヘミアンがいて、まるで正岡子規の弟子河東碧梧桐のようにアバンギャルドな人物である。

  著者の隈さんは、世界で一番好きな住宅をひとつ挙げろと言われれば、シンドラー邸を挙げるくらい大好きだそうで、本の中で次のように書いている。 

  「シンドラー邸は、コンクリートをダーッと流し込んだやつをパッタンと立ち上げる、超原始的な砂漠の煉瓦の家みたいなつくり方で、そのパネル一枚の大きさで高さが決まるから、平家としてもすごく背が低い。庭と室内の床がバーッと一体につながっていて、日本の木造のボロい家みたいな感じ。壁なんかに馬糞紙みたいなやつを仕上げに使ってあって、屋上は陸屋根で、ちょっとした木のフレームを付けて寝室風の設えにしてある。そのフレームにテントがフワーッと掛けられるようになっていて、シンドラーはそこで寝るんだけど、やっぱり途中でこれは寝れないという感じになり、部屋の中で寝る生活に戻るところがまた笑える。」

  こんな風にヒッピーなシンドラーに、実はやっぱりライトの弟子であるノイトラっていうライバルがいて、これがまた高浜虚子のようにソツなく出世するタイプなのがヤケに可笑しい。(トケオ)

  Photo  

  Photo_2   シンドラー(上)、シンドラー邸(下)

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