« 4月のお休みと、ひとコマ宗ちゃん4 | トップページ | 一コマ宗ちゃん5 »

エミルー・ハリスの唄

 図書館で、「エミルー・ハリスのアンソロジー(2枚組)」を借りてきて、さっそく解説を読んでいる。彼女の師であり、よき助言者であったグラム・パーソンズと一緒に、アルバム「GP」や「グリーヴァス・エンジェル」を録った頃の思い出話が面白い。

  「唄うとは何か、なんて実際に教えてもらったわけじゃないわ。彼と一緒に唄っているうちに、最高のカントリー・ミュージックには必ず共通点がある、ってわかったの。フレージングをコントロールすること、感情を抑えることよ。私は離れ業を連発できるような声じゃないから、かえって最良の場所だったのね。メロディと言葉に身を任せればいいと知ったの。大袈裟な感情は、どうせ自然に湧いてくるから、心の奥に沈めておくの。人生の経験を積んで、物事を知れば知るほど、唄った時にほとんど無意識に出てくるわ。それよりも、どんな気持ちで唄うのか、どんな風に曲にアプローチするのか。決まりを設けておくことで、遠くに飛べるようになるのよ。」

  エミルーの言葉は、彼女の歌の魅力をよく表している。まだ十代の頃、彼女はピート・シーガーに手紙を出し、「苦労とは無縁の人生を送ってきた自分が本物のフォークシンガーになれるのだろうか」と悩みを打ち明け、尋ねたらしい。それに対するシーガーの返事は、「フォークソングを唄うのに貨物列車に飛び乗る必要はない」というものであったという。(トケオ)

  Photo  エミルーとグラム

 

« 4月のお休みと、ひとコマ宗ちゃん4 | トップページ | 一コマ宗ちゃん5 »

トケオのつぶやき」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/345020/55693964

この記事へのトラックバック一覧です: エミルー・ハリスの唄:

« 4月のお休みと、ひとコマ宗ちゃん4 | トップページ | 一コマ宗ちゃん5 »