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向島日活撮影所

  愛媛美術館で「柳瀬正夢展」を観る。

  柳瀬は、向島映画芸術社から1923年(関東大震災の年)に刊行された雑誌「向島」に、同年5月編集顧問として参加し、俳優たちのイラストなどを描いている。

  特に「歓楽の夜のスタヂオ」という題の2枚のイラストは、関東大震災直前の向島日活撮影所の風景をユーモラスに描いてあり、とても興味深い。撮影所は現在の墨田区、旧堤小学校の所にあった。

  柳瀬は、グラスステージの撮影所の様子や、若き日の溝口健二監督の姿を次のように記している。

  「墨田河岸に紫銀に輝く宝石殿の如きスタヂオの景色です。この夜のセットは『813』に於ける大夜会の舞踏場の情景で、陰より送るビクターの音に合して、今男女優入り乱れて大舞踏が始まっています。」

  「三時を過ぎる頃から、はしゃぎ切った踊り子連中も一人減り二人減りして、撮影は淋しい場面となりました。更くる程に冴へ行くものは、カーボンの焼音と溝口監督のしゃがれ声許りです。」

  この時、柳瀬正夢24才、溝口健二26才であった。(トケオ)

  Photo_2  向島日活撮影所跡地の碑

 

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GWのお休みとカピバラ

もうすぐゴールデンウィークです。

お休みがたくさん取れる人もそうでない人も、自分なりに初夏を楽しみたいですね。

ということで、そうでないほうのホヤケンのGWの予定です。

4/27日(日)と最終日5/6(火)をお休みします。

5/4(日)は営業しますので、近くにお越しの際は覗いてみて下さいね。

さて、5月といえば鯉の季節! (ピンキーとキラーズやね。)

そこで質問で~す。

今絶好調の広島カープを牽引中の若手投手三人ですが、誰が誰だか分かりますか?

 ① 
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正解は①大瀬良大地投手、②一岡竜司投手、③今村猛投手です。

三人、よく似てませんか? (皆右投手で、動いてるのを見るともっとよく似て見えるんです。)

三人とも1991年生まれ、ちなみに九里亜蓮投手、堂林翔太選手も同じ年です。

鯉をグイグイ引っ張る、癒し系「カピバラ三兄弟」をよろしくね。(ポン酢)


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ハリウッドのヤマシロ

  「太平洋を渡った日本建築」(柳田由紀子著)を読む。

  ハリウッド・ヒルズの頂上に、「ヤマシロ」という御殿のような建築がジャジャジャーンと聳えている。その風貌は日光東照宮的、キッチュで豪華絢爛たるものだ。

  「ヤマシロ」は1911年頃、ドイツ系アメリカ人バーンハイマー兄弟によって建てられ、1920年代後半は、黄金期のハリウッド映画人のプライベート・クラブ「ザ・400クラブ」の現場となり、リリアン・ギッシュなどのスターが集っていた。

  第2次世界大戦が始まると、「ドイツ系民族が建てた日本建築」という存続の危機を迎え、たびたび暴徒の襲撃を受けるが、何とか生き延びる。

  「僕があそこに住んだのは、1951年から1952年にかけて。当時はアパートになっていたんだ。住民には映画関係者が多かったね。マーロン・ブランドが主演した『サヨナラ』という映画の一部はヤマシロで撮影されたんだよ。」と著名な日本美術コレクター、ジョー・プライスは回想している。
 

  映画「サヨナラ」は1957年度アカデミー作品賞にノミネートされ、出演した日本女優ナンシー梅木は、東洋人として初めてオスカーを受賞した。最近では、タランティーノの「キル・ビル」の1シーンが、再び「ヤマシロ」で撮影された。

  キンキラな歴史を辿ってきた「ヤマシロ」は現在、有名レストランとして営業を続けている。それは、ハリウッドという夢の工場のフィルターを通して見た「偽物(いかもの)としてのニッポン」を見事に表した空間なのだと思う。(トケオ)

  Photo  ヤマシロ

 

 

道後温泉紹介動画 「The Legend of Dogo Onsen 」

お客様から教えて頂いた海外向けの道後温泉の紹介動画です。

「The Legend of Dogo Onsen 道後温泉」

公式ムービーらしいのですが、こんなイイモノ作ったら、皆に見てもらえるようもっと宣伝・拡散せねば!

約5分ほどの内容ですが、是非ご覧下さいね。(ポン酢)

http://vimeo.com/bradkremer/dogo

一コマ宗ちゃん6

今日の愛媛FCは、アウェーでV.ファーレン長崎戦。

後半29分に先制するも、43分,46分と失点し逆転負け。

逆転ゴールを決めたのは、前季まで愛媛FCに所属していた東浩史選手。

う~ん、きつい恩返しをありがとう(#^.^#)。

今回はベタです。


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次こそ晴れますように。

シンドラーと碧梧桐

  隈研吾、三浦展著「三低主義」を読んでいたら、建築家フンク・ロイド・ライトの弟子に、ルドルフ・シンドラーというボヘミアンがいて、まるで正岡子規の弟子河東碧梧桐のようにアバンギャルドな人物である。

  著者の隈さんは、世界で一番好きな住宅をひとつ挙げろと言われれば、シンドラー邸を挙げるくらい大好きだそうで、本の中で次のように書いている。 

  「シンドラー邸は、コンクリートをダーッと流し込んだやつをパッタンと立ち上げる、超原始的な砂漠の煉瓦の家みたいなつくり方で、そのパネル一枚の大きさで高さが決まるから、平家としてもすごく背が低い。庭と室内の床がバーッと一体につながっていて、日本の木造のボロい家みたいな感じ。壁なんかに馬糞紙みたいなやつを仕上げに使ってあって、屋上は陸屋根で、ちょっとした木のフレームを付けて寝室風の設えにしてある。そのフレームにテントがフワーッと掛けられるようになっていて、シンドラーはそこで寝るんだけど、やっぱり途中でこれは寝れないという感じになり、部屋の中で寝る生活に戻るところがまた笑える。」

  こんな風にヒッピーなシンドラーに、実はやっぱりライトの弟子であるノイトラっていうライバルがいて、これがまた高浜虚子のようにソツなく出世するタイプなのがヤケに可笑しい。(トケオ)

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  Photo_2   シンドラー(上)、シンドラー邸(下)

一コマ宗ちゃん5

昨日の愛媛FC、ホームでカターレ富山戦、4-0で勝利。

今季最多の4得点で、勝敗も2勝3分2敗の五分に戻しました。


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嬉しすぎて、「何も言えねえ」  北京五輪男子100M平泳ぎ金メダリスト北島康介©

何も言えない

語れん

カターレん富山

・・・・。

エミルー・ハリスの唄

 図書館で、「エミルー・ハリスのアンソロジー(2枚組)」を借りてきて、さっそく解説を読んでいる。彼女の師であり、よき助言者であったグラム・パーソンズと一緒に、アルバム「GP」や「グリーヴァス・エンジェル」を録った頃の思い出話が面白い。

  「唄うとは何か、なんて実際に教えてもらったわけじゃないわ。彼と一緒に唄っているうちに、最高のカントリー・ミュージックには必ず共通点がある、ってわかったの。フレージングをコントロールすること、感情を抑えることよ。私は離れ業を連発できるような声じゃないから、かえって最良の場所だったのね。メロディと言葉に身を任せればいいと知ったの。大袈裟な感情は、どうせ自然に湧いてくるから、心の奥に沈めておくの。人生の経験を積んで、物事を知れば知るほど、唄った時にほとんど無意識に出てくるわ。それよりも、どんな気持ちで唄うのか、どんな風に曲にアプローチするのか。決まりを設けておくことで、遠くに飛べるようになるのよ。」

  エミルーの言葉は、彼女の歌の魅力をよく表している。まだ十代の頃、彼女はピート・シーガーに手紙を出し、「苦労とは無縁の人生を送ってきた自分が本物のフォークシンガーになれるのだろうか」と悩みを打ち明け、尋ねたらしい。それに対するシーガーの返事は、「フォークソングを唄うのに貨物列車に飛び乗る必要はない」というものであったという。(トケオ)

  Photo  エミルーとグラム

 

4月のお休みと、ひとコマ宗ちゃん4

まずは、ホヤケン4月のお休みのご案内です。

6日(日)、13日(日)、20日(日)、27日(日)です。

そして、昨日の愛媛FCはアウェーでモンテディオ山形戦。

雪が降る中、2-0で敗れました。



「もんてディオ。

 ほて、勝敗はどうじゃったんぞ?
 
 

 負けかや。

 残念なねや。残念からげるぞよ。

 まぁ、精出してサクランボでも食べることよ。」



分からない人は、伊丹十三の一六タルトのCMを見てみて下さい。



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分福茶釜

細野晴臣、鈴木惣一朗著「分福茶釜」を読む。まえがき、序文あたりから既に面白い。

細野 「ぼくはいつもぶれてる。本来は、ぶれなきゃおかしいんだから。」

鈴木 「でも『ぶれない』ってほうが褒め言葉ですよね。」

細野 「流行語はイヤだね。好きじゃないな。中庸っていうのは、アチコチに行かず真ん中を歩くということじゃなくて、アチコチ両方行かないと真ん中にならないよ、という教えなのかもしれない。振り子みたいなもんだよ。振り子の中心は真ん中だということであって、揺れるのが宇宙の法則だから。ぶれっていうのは法則だよ。振動だから。」

鈴木 「でも人は安定を求めますよね。」

細野 「綱渡りでも、静止してたら倒れちゃうでしょ。綱渡りで大事なのはぶれることなんだよ。」

とはいえ、細野氏によれば、「見解は絶対じゃなく、悩みこそ光速のように不変だ。」 ということなのでした。(トケオ)

  Photo  細野晴臣

 

 

 

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