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「腹が立つ」と「頭にくる」

先日ある方に「腹が立つ」と「頭にくる」の違いを指摘されてから、興味を持ったので、自分なりに調べてみました。

まずどちらも「からだことば」です。
からだことばとは、「手先」「手下」や「手を抜く」「手が出る」など身体の部位が入った言葉です。
「のどから手が出る」みたいに、身体的感覚のイメージが伴った言葉という事でしょう。
「腹が立つ」と「頭にくる」は、「怒る」のからだことばになります。

「腹が立つ」は身体のイメージだと、腹の中がフツフツと煮え立つように怒っているという事。
実際に実験してみると、人は怒ると胃の動きが止まり、胃酸が腸に送れずに胃に溜まってしまうそうです。
所謂「むかつく」ですね。
触ってみるとお腹も固くなっているらしいです。

では「頭にくる」はどうでしょうか。
「頭に血が上る」という表現があるように、実際に、怒ることによって身体が戦闘態勢に入り脳に血を集めるそうです。
逆に鼻などの表層筋肉は、あまり重要でないので冷たくなるとか。
本当に「頭がカッカッする」んですね。

「堪忍袋の緒が切れる」といいますが、脳の活動を色で表す機械で実験してみると、怒りが頂点に達したとき、おでこのあたりが活動の弱まった青色に変化します。
どうやら堪忍袋は右こめかみ周辺の理性をつかさどる前頭前野にあり、脳の奥にある扁桃体の怒りを抑えているそうです。
怒りを我慢できなくなると、前頭部の活動がストンと落ちて、一気に怒りの感情が表に出てしまう。
これが「きれる」という感覚でしょうか。

それぞれの怒りの感覚ですが、
「腹が立つ」 時間の経過があり奥深く飲み込んだ怒り
「むかつく」  なかなか飲み込めない、割と瞬間的に吐き出す
「頭にくる」  戦闘的なのぼせ、持続性弱し
「きれる」   我慢してたのが突然に (意外に結構我慢してるのかな)
というふうに、勝手にまとめてみました。

怒りの解消法も、それぞれ「腹におさめる」「頭を冷やす」などありますが、おさめる腹の容量を増やすのはなかなか難しいですね。
「食べる」という行為で怒りが収まったりするのは、何か関係があるかもしれません。
私はせいぜいお腹を撫で、鼻を触り、こめかみを揉んだりして、怒りの種類を見極めるワン呼吸を取って、少し気を静めることが出来るように頑張りますワン。(ポン酢)

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