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ルナールと芥川龍之介

今はまって読んでいる本「みんな俳句が好きだった」(内藤好之著)で、ルナール(1864~1910)の「博物誌」は散文なんだけど、俳句のような趣があることを知った。

 蛇-ながすぎる。

 螢-草に宿った月の光のひとしずく!

 蟻-どれもこれも3という数字に似ている。

 青い蜥蜴-ぺンキ塗りたて、ご用心!

そうか!芥川龍之介(1892~1927)の俳句、「青蛙おのれもペンキぬりたてか」は「青い蜥蜴」に対するアンサーソングだったんだ。芥川にはルナールの手法にならった小品「動物園」もあり、

  狐-ふて寝だな。この襟巻め。

  駱駝-お爺さん。もう万年青の御手入はおすみですか。

  大蝙蝠-お前の翼は仁木弾正の鬢だ。

  鸚鵡-鹿鳴館には今日も舞踏がある。

などなど、自由律俳句を読んでいるようで楽しい。  

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コメント

ルナールの蛇とか蟻はなんとなく頭に入っているね。北杜夫のどくとるマンボウ昆虫記あたりに出てきたのかな。やはり印象深い文章だからでしょうね。
それに比べると芥川龍之介の方はイマイチかなあ。狐の以外はよく意味が分からんしなあ。今度お店に行ったら教えて。

「蛇ーながすぎる」ってみじかすぎだよね。

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