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終わりと始まり

以前読んだ愛媛新聞の沼野充義氏の随筆に、「ロシアでは講演会などのイベントの告知に、開始時間は書いてあっても、終了時間が書いあるものはまずない」とありました。
どうも「何時終了などと書くのは、『その時間には帰ってください』と言うようなもので、ロシアではかえって失礼になるらしい」のです。
その著者は「6時半」と招待券に書いてあったので、遅刻しそうになって慌てて会場に駆けつけたところ、受付はのんびりしたもので、数人がシャンパンを飲んで雑談しているだけ。
待つこと30分、1時間、いっこうに始まる気配はない。
着飾った客が皆集まり、実際に会が始まったのは8時をゆうに回っていて、終りは真夜中になっていたそうです。
帰ってからあらためて招待券をよく見ると、「6時半」というのは開始時刻ではなく、「この時間以降にお越し下さい」という意味に書かれていたというのです。

私は自営業なので、かなり時間の使い方は自由なはずなのですが、日々の実感は時間に追われていて、割とキッツキツです。
ロシアの話は優雅で豊かで、うらやましく思えるのです。(ポン酢)

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コメント

某カラオケ大会の案内状も終了時間が書いてなかったりしてね、はははは。

「ロシアンカラオケ」ですね。ふふふふ。

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